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Dental Hygienistコラム
歯科衛生士の長谷川です 🙂
今回は前回の続きで、妊娠中の歯磨き・セルフケアについてです。妊娠中はつわりが軽い方~重い方と個人差がありますのですべての方に適しているわけではありませんが、自分の経験も活かしながらセルフケアの工夫を上げさせていただきます。(ちなみに私は中程度のつわりでした。自分がどうしたら歯磨きできるのか試しながらやってみたものや、私以上に辛い人はこうした方が良いのではないかと考え書いています)
①つわりが軽い方
いつも通り歯磨きができる方はそのまま継続してください。その際のポイントとして、歯と歯茎の境目を磨き忘れないように気をつけてください。磨き残しは歯周病の原因になってしまします。
・歯ブラシは細かく少しずつ動かす(5㎜程度)
歯並びが凸凹している歯は1本1本に歯ブラシを縦にして当て上下に細かく動かす。
背の低い歯(奥歯)は歯ブラシを斜め横から入れて細かく動かす。
・歯と歯の間は幅によってフロス(糸ようじ)や歯間ブラシを使用する
・磨き残しが無いよう順番磨きを行い、できれば鏡を見て歯ブラシがどこに当たっているのか確認して磨く
②つわりが重い方(中程度)
・歯ブラシのヘッドを小さめのものにする
大きく口を開ける必要が無いだけでも楽に感じます。ヘッドの大きさにも色々あるので、実際に自分で見てこれなら大丈夫そうというものにしてみる。
・下を向いたままの姿勢で、歯ブラシが舌に当たらないように磨く
舌の後ろの方に当たると嘔吐反射が出てしまいます。
・体調が良い時間に磨く
・歯磨き粉の臭いが気になる方はつけないで磨く
全く歯のケアをしないよりは、水磨きだけ、またはデンタルリンス(洗口液)でうがいをするだけでも違うので試してみてください。
③つわりが重い方(上記のことが全くできない程)
・食後のうがいやキシリトールガム(できれば歯科医院にあるようなキシリトール100%が好ましい)でセルフケアをする
・飲み物を殺菌作用のある緑茶に変える
※②、③の方は何もしないよりは良いという方法なので、つわりが治まった後は①のように通常通り歯磨きしてください。
いかがでしょうか?つわりでガッと体力持っていかれるのでなかなか口の中まで気にしていられないかもしれませんが、出産後すぐには歯科医院に行けないと思いますので、できる範囲でケアしてくださいね 😉