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先日、臨床研修歯科指導医の講習会を厚生労働省認定施設にて修了しました。
臨床研修歯科指導医の資格を得て、2020年4月以降は大学を卒業した歯科医師の卵、いわゆる研修医を指導できる事になりました。
自分はまだ若手(自分で言っちゃう)の方だと思っていましたが、いつの間にか後輩を指導するような立場になっていたんですね。感慨深いものです。
さて、自分なりに臨床研修歯科指導医になるにあたって大切だと感じたことが2点あります。
1.研修医の待遇に関して
研修医というのは、勉強し修行する立場でありながら、病院またはクリニックの労働者でもあるわけです。
勉強し修行する立場に立つと、上司からこれも勉強だと言われれば早朝から深夜まで診療にあたることも仕方ないのかと思いますし、労働者だという立場に立てば勤務時間を守り、休憩もしっかりとり、時間外労働にはその手当がきっちり付けられるべきです。
この矛盾する2つ、最近では、労働者だという立場が重要視されていますので、研修医を雇用する側には今まで以上に採用時の雇用契約と、その契約に対するお互いの納得が必要になります。
2.カリキュラムに関して
カリキュラムとは研修医を教育・指導していくにあたっての計画です。
これは研修施設ごとにカリキュラムを作成し、開示するものですので、当然その研修施設によって個性が出ます。
また、細かいことを言うと、その病院の立地によっても、子供が多いか、高齢者が多いかなど様々に違いは生まれてきます。
研修医はカリキュラムの内容やその病院の特色など鑑みて研修先を選ぶのです。
研修施設側は選ばれる側として魅力あるカリキュラムを作成しなくてはいけません。
以上の雇用関係とカリキュラムを整え、
当院でも将来的に若手歯科医を指導出来たらいいなと考えております。
次回、講習会が開催された愛媛県松山市をご紹介します。
お楽しみに