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こんにちは 😀
院長です
2018年8月1日に当院は開院しました。
↓開院に先立って行った医院見学会の写真です
今月で丸2年となりました。
開業時より地域の皆さんへ受け入れられる医療を心がけ、自分なりの手ごたえというものを掴みかけているように思えます。自分を頼って来院される方には本当に精一杯の治療を行い、また患者さんからの感謝の言葉などで自分は支えられているのだなと感じています。本当に感謝しています。
開院から2年、様々な事がありましたが、やはり現在進行形でもある新型コロナウイルス騒動が最も大きな出来事でしょう。緊急事態宣言の発出など、日本や世界にとって未曾有の出来事を経験できていることは重大であり貴重なことでもあります。この状況、悪くとらえれば将来というのは一寸先は闇、また明るくとらえるなら災い転じて福をなすと考えたらいいのでしょうか。このどちらも正しいのでしょう。
話は少し変わりますが、先日、コロナによって当院が受けた影響をどう表現するか思案した際思いついた言葉に「流れに棹さす」というものがありました。かの夏目漱石の草枕の冒頭部分「知に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかく人の世は住みにくい。」の中の言葉です。浅学ながら、情に棹さすとは人の気持ちに反すると物事が良くない方向に向かってしまうのような意味だと思い込んでいました。そのことから順調な物事が妨げられるの意味で現状を表現しようかと思ったのです。
ふと、一応人様の目に触れる可能性のあるこの文章でことわざの使い方を間違ったら恥ずかしいので、この「流れに掉さす」って実際どんな意味?と思い調べてみると、まったく逆の意味だったのです。(恥ずかし!)
本来「流れに棹さす」とは「傾向に乗って、ある事柄の勢いを増すこと」という意味だそうです。(日本人の6割くらい誤解しているそうですよ!)←言い訳
夏目漱石の文章の意味も、情を重んじれば流されてしまうよねという意味だそうです。人に同情してしまうと正しい判断をしづらくなるということでしょうか。ずっと勘違いしていました。
思いなおすと、現状を表すには適当ではないですが、これから3年目に向かうに際しての決意表明として「流れに掉さす」は良い言葉ではないでしょうか。当院は来年にかけて流れに掉さし頑張っていきたいと思います。
将来は一寸先は闇であり悪いことも起こるでしょうが、悪い事ばかりも起きません。災いあればきっと福もあります。2021年に向けて日本や世界が復調していくといいですね。
3年目も今まで通り誠心誠意の診療を行っていきます。
宜しくお願い致します。
カメリア歯科井荻 一同