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妊娠中のお口について①

Dental Hygienistコラム

お久しぶりです。歯科衛生士の長谷川です。

実は私は 現在妊娠35週の妊婦なんです 🙂

自分の経験も踏まえて妊婦さん向けに妊娠中のお口のトラブルについて数回に分けて書かせていただきます。

歯と歯茎のトラブルが増える理由

人の口の中にはたくさんの菌がいますが、妊娠中はホルモンの変化や免疫力の低下によって、歯や歯茎にトラブルを起こす「歯周病菌」や「虫歯菌」が増えやすくなります。

唾液が少なくなる人も多く、口に残った食べかすや雑菌を洗い流す機能(自浄作用)も衰えるので、歯周病や虫歯になる危険が増大。

つわりや、おなかが大きくなって胃が圧迫される時期に少しずつ食べることも、原因の1つになります。

口の中の細菌は血液にのって運ばれるため全身に悪い影響があり、妊娠中は早産のリスクが高まることがあります。

虫歯に比べて自覚症状がない歯周病はいつの間にか進行するので、日頃からケアをすることが大事です。

歯と歯茎のトラブルが増える理由をまとめると・・・

1・女性ホルモン

妊娠中はエストロゲンやプロゲステロンなどの女性ホルモンが増えます。歯周病菌の中には女性ホルモンが好物な菌がいるため、妊娠前の何倍も歯周病にかかりやすくなります。

2・免疫力の低下

妊娠中は、赤ちゃんを「異物」として攻撃しないようにするため、体に侵入してくる菌やウイルスに対抗する免疫力も低下します。菌と闘う力も弱くなるので、体や心の変化が大きく、疲れやすい妊娠中は歯周病菌や虫歯菌が増えやすいといえます。

3・つわり

妊娠中はつわりで歯磨きができなかったり、ちょこちょこご飯や間食をとることもあるため、プラークをなかなか取り除くことができず、増殖してしまいます。


私自身、初めての妊娠で不安になったり、つわりが思っていた以上に辛くケアをするのが大事だと頭でわかっていても体がついていけず、歯科衛生士なのにと悔しく涙する日もありました。

それでも電車やバスの移動の際は吐くわけにもいかず梅の飴を口に含みながら、本当はダメだけどそんなの言ってられないと思いながら過ごしていました。

つわりには個人差がありますので軽く済む方もいれば、点滴にお世話になるくらい重い方もいます。無理をせず、できる範囲でケアをしていきましょう。

次回は妊娠中の歯磨き方法やセルフケアについてを予定しています 😛