杉並井荻カメリア歯科【歯科・小児歯科・矯正歯科・歯科口腔外科】

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歯ブラシの選び方を知っていますか?

Dental Hygienistコラム

先日『スーパーやドラッグストアでたくさんの種類のハブラシが置いてあり迷ってしまう』というお声を頂きました。

男性、女性、お子様、健康な歯肉の方、歯周病の方 様々な方がいる中で、ただ置いてあるだけではどれが自分に合ったものかわからないという方は多くいらっしゃるのではないでしょうか?

本来であればお口の中を確認して、適した歯ブラシをおすすめしたいのですが画面上でのお話となりますので、今日は基本的な歯ブラシの選び方をご紹介したいと思います。


ブラシの大きさ

だいたい3~4列
は自分の親指の最大幅

歯の凹凸や細かいすき間にも歯ブラシが届くように、歯ブラシのヘッド(ブラシが付いている部分)はできるだけコンパクトで、厚みの薄いものを選ぶようにしましょう。ヘッドの大きさは幅が1㎝程度、長さは2㎝程度が目安となります。

また歯ブラシは幼児用、児童用、成人用など、使用する方の年代によって種類が分かれています。これらの歯ブラシはヘッドの大きさや柄の長さなどが、各年代の歯の大きさや口の大きさなどに合わせて作られています。また同じ成人用でも、口の中が小さい女性用と口の中に奥行のある男性用とで柄の長さが異なる歯ブラシも販売されています。

 

ブラシ部分のかたさ
ふつう    歯垢を落とすのに一般的
やわらかめ  歯ぐきが弱い出血しやすい
かため    ふだんの磨き方が弱めの方

汚れが落ちやすく使用感が良いという理由から「かため」の歯ブラシを好まれる方も多いのですが、「かため」は歯や歯ぐきを傷つけやすいためお勧めできません。

「かため」の歯ブラシは手に力が入りにくい方や、筋力が低下したご高齢の方のために販売されている歯ブラシです。

なので普通の方が使用すると歯や歯ぐきに加わる力が大きくなりすぎ、長く使用することで歯を削ってしまったり、歯ぐきを傷めたりしやすくなります。

やわらかめ」の歯ブラシは歯周病などで歯ぐきが弱っている方や、一時的に歯ぐきが腫れて「ふうう」の歯ブラシでは痛みを感じる場合などに使用してください。

ただ「やわらかめ」の歯ブラシは歯ぐきに対する刺激がソフトである分、歯の汚れは落としにくく磨き残しが生じやすくなります。

歯ぐきの状態が改善したら、「ふつう」の硬さの歯ブラシに戻してください。

 

毛先の切口
ラウンド毛で、表面がフラットになっているものは、
歯全体磨きに向いているので、虫歯予防に適しています。
極細毛で表面に段差があるものは、細かい部分を磨くのに
向いているので歯周病予防に適しています。

 

購入する際はケースから出せませんので、パッケージや見た目で選ぶ際のポイントを載せてみましたが、使ってみて持ちやすいものだと良いのですが、持ちにくければ変えてみてください。

 歯ブラシは消耗品です。衛生面も考慮して1ヶ月に1度は新しい歯ブラシに交換しましょう。

また1カ月経たない場合でも、ブラシが開いたらそれが交換のサインです。

ブラシが開いた歯ブラシでは汚れを十分に落とすことができず、歯磨きの効率も悪くなります。

歯ブラシのブラシ部分を裏側(プラスチック面)から見て、ブラシがはみ出すほど開いているようであれば、すぐに新しいものに交換するようにしてくださいね。

歯ブラシの保管方法

 コップの中の水で洗うのではなく、流水下で指の腹を使って洗い風通しの良いところで自然乾燥させて保管をしてください。

・ハブラシ以外にも…
歯間ブラシ、タフトブラシ、デンタルフロス
仕上げみがき用、舌用、義歯用などあります。

用途に応じて何本か用意しておくのがベストです。使用方法がわからないときは定期健診の際に今使っている歯ブラシや他に使用している清掃道具をお持ちください。